大谷、豪快エビ反り弾!日本選手初の代打でシーズン2発
レンジャーズ7-11エンゼルス(18日=日本時間19日、アーリントン)米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平投手(24)が敵地でのレンジャーズ戦で7-6の七回一死一、二塁から代打で出場。
中堅に13号3ランを放った。
7日(同8日)以来のアーチで代打では今季2本目。
11-7の勝利に貢献した。
試合前にはブルペンで投球練習。
20日(同21日)以降にアリゾナ州テンピのマイナー施設で、右肘の故障後初めて実戦形式の練習に登板することになった。
規格外のパワーを見せつけた。
1メートル93の大谷の体が、強くしなる。
右腕バトラーの4球目、胸付近に来た高めのボールに対し、体をのけぞらせるようにして角度をつけると、打球はセンターへと高々と舞い上がった。
「チャンスだったので積極的に行きたいなと。(捉えたのが)芯付近だったので(スタンドまで)行ってほしいな、と思って走りました」
白球は、センターバックスクリーン手前の芝生へ-。
客席から飛び出してきたファンのグラブに収まった。
値千金だった。
雨で2時間26分も開始が遅れた試合は、エ軍が4点リードを追いつかれ、七回に突入。
3連打で1点を勝ち越し、なお一死一、二塁。日付が変わる目前に、大谷に声がかかった。
采配ズバリのマイク・ソーシア監督(59)は「こういう場面を待っていたんだ。本当に大きい一発だった」と満面の笑みだ。
代打弾は、7月8日(同9日)以来。
シーズン2本は日本選手では初となった。
プロで最も遅い時間での本塁打か、との問いに大谷は「分かりません」と笑いを誘い、午前2時のバスに乗り込んだ。