阪神・梅野、プロ初1試合3度の盗塁刺した!
広島の足攻めに必死にあらがった。
死闘に敗れはしたが、梅野がプロ初の1試合3度の盗塁阻止。
意地を見せた。
「きょうは久しぶりに、自分のプレーができたと思います」
最初の見せ場は1点リードの七回二死一塁。
四球で出塁したバティスタの代走・上本の二盗を正確な送球で刺すと、同点の延長十回二死一塁で丸、十一回の二死一塁でも西川の二塁到達を阻止した。
ソト、来季残留へ 来日1年目で打率・295、28本塁打、68打点と活躍
DeNAのネフタリ・ソト内野手(29)が来季残留することが3日、分かった。
ソトは来日1年目の今季、ここまで81試合で打率2割9分5厘、28本塁打、68打点と活躍。
チームに欠かせない存在になっている。
3月の左ふくらはぎ痛や外国人枠の関係もあり、試合数こそ少ないが、仮に開幕から全試合に出場していれば年間49発ペースと圧倒的な長打力を見せつけている。
現在、右翼を守ることが多いが元々は一、三塁手。
打力を生かすため二塁で起用されるなどユーティリティー選手でもある。
昨オフにDeNAと1年契約を結んだが、複数の関係者によると球団側が契約延長オプションを持っており、それを行使することが決定的。球団幹部は「当然、残ってもらえるように交渉する」と、残留を要請をする意向を明言。
シーズン終了後にも正式に契約を結ぶ見通しだ。
オリックス 福良監督 今季限りで退任が濃厚に
オリックスの福良淳一監督(58)が、今季限りで退任することが31日、濃厚となった。
この日の西武戦(京セラドーム)に0―1で敗れ、自力でのクライマックスシリーズ(CS)進出の可能性が消滅。
残り25試合で3位・日本ハムとのゲーム差は8となり、続投の目安とされる3位以内は厳しい状況になった。
単年契約を結んだ昨年末に「この世界は結果が求められるから。出なかったらね」と覚悟を決めて挑んだ就任3年目の今季。
結果的には投打の主力の不振という大誤算が最後まで大きく響いた。
ここまでエース金子は4勝7敗で西は7勝11敗とそろって低迷。
T―岡田は右脇腹痛で不調に陥り、ロメロ、マレーロの助っ人コンビも不振。
吉田正頼みの打線は迫力を欠いた。
そんな中でも、高卒2年目の山本をセットアッパーとして見出したリーグ屈指の救援陣で交流戦は11勝6敗1分けでパ・リーグ最高勝率をマーク。
球宴までの前半戦は39勝37敗4分けの3位と14年以来の貯金で折り返したが、後半戦で失速。
7月20~28日にかけ今季最悪の8連敗を喫した時点で自力優勝の可能性が消滅していた。
福良監督は、穏やかな性格で“仏の福良”と慕われるが、闘争心を秘める。
誤審騒動が起きた6月22日のソフトバンク戦では試合後、審判団に鬼の形相で詰め寄る場面も見られた。
試合のやり直しこそ認められなかったが、誤審を認めさせたのは執念だった。
日本一となった1996年を最後にリーグ優勝からも遠ざかるだけに、球団として常にチーム強化を目指してきた。
球団幹部は「中長期的な育成を含め、どうしたら(チームが)強くなれるか。監督は、そのパーツの一つ」と説明。
残り25試合で3位との差は8ゲーム開いており4年連続Bクラスが濃厚。
球団は現体制を含めた検証作業に入る一方で、田口壮2軍監督を軸に外部招へいも含めた後任候補のリストアップを水面下で進めていく。
CS進出が完全消滅した段階から本格的に着手する。
福良監督はこの日の敗戦後も「まだ残り試合はある。何が起こるか分からないし1試合1試合、行くだけ」と気丈に話した。
1つでも上の順位を目指し、シーズン終了まで指揮を執る。
ロサリオ、2度目降格で事実上の戦力外…マテオ、モレノも退団へ
阪神は27日、ウィリン・ロサリオ内野手(29)の出場選手登録を抹消した。
年俸3億4000万円の単年契約で入団した助っ人だが、順位争いの佳境となるシーズン終盤での2度目の2軍降格は、事実上の戦力外通告。
再昇格の可能性は残されているものの、1年限りでの退団が決定的となった。
ロサリオは開幕から変化球攻めに苦しみ、6月3日に1度目の抹消。
7月17日に再昇格した直後は、復調の兆しを見せたが、最近はチャンスで凡退する場面が目立っていた。
75試合に出場し、打率2割4分2厘、8本塁打、40打点。
甲子園では110打席に立ったが、本塁打がなかった。
今季が来日3年目のマルコス・マテオ投手(34)、1年目のディエゴ・モレノ投手(31)も今季限りでの退団が濃厚。
マテオは昨季、最優秀中継ぎのタイトルを獲得したが、今季は17試合で0勝1敗4ホールド、防御率6・75。
7月17日に2度目の登録抹消となった。
阪神の外国人で残留が決まっているのは、来季から日本人選手扱いとなるランディ・メッセンジャー投手(37)と、守護神で29セーブを挙げているラファエル・ドリス投手(30)だけ。
日本ハム・清宮、札幌初アーチ!大谷超え&張本以来の球団高卒新人4号
ドラフト1位・清宮幸太郎内野手(19)=早実高=が25日、楽天18回戦(札幌ドーム)に「6番・DH」で先発出場。
八回に高卒新人では球団3人目、2013年の大谷翔平(現エンゼルス)を超える4号ソロを放った。
本拠地初本塁打に加え、二回に右前打、延長十回には初三塁打を放ち、プロ初の3安打猛打賞をマーク。
チームは3-3で引き分けたが、怪物ルーキーが初ものづくしの大活躍をみせた。
打った瞬間、アーチと分かる完璧な当たりだった。
待望の本拠地、札幌ドームでの初本塁打。
4万1138人で超満員となったスタンドがどよめく中、清宮はゆっくりとダイヤモンドを一周した。
「これだけのファンの方たちに来ていただいた。ライトスタンドに僕の打った打球が吸い込まれるさまを走りながら見ていたら、今までにない気持ちよさがありました」
21日の1軍昇格後は打率・389、3本塁打、8打点と好調をキープしている。
その裏には、先輩の存在がある。
本塁打の後にベンチで両手を広げて首を振るパフォーマンス「キヨダンス」は2軍限定の予定だったが、昇格時に先輩の浅間が「打ったら(一緒に)やってやるよ」と提案。
「少しでもやりやすい環境を用意してあげたい」と手助けをしてくれている。