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巨人・メルセデスが来日初完封 「『スーパー』がたくさん付くほどうれしい」

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普段はポーカーフェースの24歳が、この日ばかりは、にやけっぱなしだった。

巨人のメルセデスが来日初完封で今季4勝目。「非常に気分が良い。『スーパー』がたくさん付くほどうれしい」。

阪神打線を単打2本に抑え、二塁さえ踏ませない力投だった。

 

斎藤投手総合コーチは「右打者のインコースをしっかり攻めていた」と勝因を挙げた。

左腕のメルセデスに対し、阪神は3番に大山を起用するなど右打者中心。

その内角低めに直球をずばずば投げ込んだ。

決め球のスライダーで三振や凡打に仕留められたのも、この内角球の効果だろう。

 

7月に支配下登録されたばかり。

巨人の育成出身の選手としては初めての完封勝利だ。

「これからもたくさん練習してチームを助ける働きをしていきたい」と意気込んだ。

 

初完封以外にもうれしいことがあった。

1-0の四回、来日初安打となる左中間への二塁打を放ち、これが貴重な適時打になった。

 

投手としては珍しい両打ちで、かつては同じドミニカ共和国出身の英雄、マニー・ラミレスに憧れていたという。

ただ打撃に自信があるわけではなく、この一打まで17打席連続無安打だった。

 

初完封と初安打。

2つの記念球を同時に手に入れ、「僕にとってスペシャル。しっかり管理したい」。

投打にわたる独り舞台に上機嫌だった。

DeNA・東 球団史上初!初登板からG3連倒 球界では57年ぶり

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勝利の瞬間、DeNA・東克樹投手は左の拳を握り締めた。

新人離れした投球で巨人打線を7回4安打無失点。

球団史上初の初登板からの対巨人3戦3勝を達成。

球界では権藤博(中日)以来、57年ぶりの快挙だ。

 

 「記録は知っていました。(巨人戦)2勝したときに3戦目(が大事)と思ってました。勝ててよかった」と喜びをかみ締めた。

 

 

アマダー処分に異議申し立て 禁止薬物摂取で6か月の出場停止処分受け

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楽天は22日、ジャフェット・アマダー内野手(31)が禁止薬物の摂取で19年2月8日まで6か月の出場停止処分を科された処分に対して異議申し立ての手続きをとったと発表した。

 

今後は9月4日までに弁明の機会が与えられ、その日から30日以内(土日祝をのぞく)にNPBアンチドーピング委員会が裁定について再検討するかを決める。

安部井本部長によるとアマダーは「利尿剤を意図的に飲んでいる意識は全くない」と訴えているという。

 

アマダーは6月13日の中日戦(楽天生命)後に尿検体を採取され、いずれも利尿作用があるクロルタリドンとフロセミドが検出された。

今月9日にNPB処分を科していた。

 

楽天は再発防止へ向けてこの日2軍でアンチドーピング講習を開き、23日には1軍でも実施する。

ダルビッシュ、MRI検査の結果で今季絶望

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カブスは21日、MRI検査の結果、ダルビッシュ有投手(32)の右ひじと右上腕三頭筋にストレス反応が見られたとし、今季中の登板は困難だと明らかにした。

 

カブスのセオ・エプスタイン編成本部長は、「疲労骨折の前兆となるストレス反応を確認した。ストレス反応や骨挫傷は6週間の離脱と休養が必要であり、残念ながら、ユウの2018シーズンは終わりとなるだろう」と述べた。

 

ダルビッシュはことし2月に1億2600万ドル(約138億7000万円)、期間6年でカブスと契約したが、右上腕三頭筋腱炎のために60日間の故障者リスト(DL)入り。

5月20日の登板が最後となっている。

 

19日に傘下1Aの試合でリハビリ登板をしたが、右ひじに痛みがあるとし、1イニングで降板していた。

石井一久氏、GM就任を発表

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楽天は20日、ヤクルトや米大リーグ・ドジャースなどで投手として活躍した石井一久氏(44)が、9月1日付でゼネラルマネジャー(GM)に就任することを発表した。

27日に本拠地の楽天生命パークで就任会見が行われる。

 

チーム再建へ、早くも動き出した。

選手補強などの編成部門などを統括するポジションはこれまで、星野仙一副会長が中心に動いてきたが、1月に70歳で他界。

今季はチームも開幕から低迷が続き最下位に沈んでいる。

6月16日には梨田監督が辞任し、平石監督代行が就任。

19日に12球団最速で自力でのCS進出の可能性が消滅した。

球団初の日本一に輝いた13年以来の頂点への第一歩として、フロントの整備が急務だった。

 

10月には早速、大仕事のひとつとなるドラフト会議が待ち受ける。

これまで独特の視点で野球解説者としてお茶の間をにぎわせた石井氏。

今後はGMとしての手腕に注目が集まる。

大谷、豪快エビ反り弾!日本選手初の代打でシーズン2発

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レンジャーズ7-11エンゼルス(18日=日本時間19日、アーリントン)米大リーグ、エンゼルス大谷翔平投手(24)が敵地でのレンジャーズ戦で7-6の七回一死一、二塁から代打で出場。

中堅に13号3ランを放った。

7日(同8日)以来のアーチで代打では今季2本目。

11-7の勝利に貢献した。

試合前にはブルペンで投球練習。

20日(同21日)以降にアリゾナ州テンピのマイナー施設で、右肘の故障後初めて実戦形式の練習に登板することになった。

 

規格外のパワーを見せつけた。

1メートル93の大谷の体が、強くしなる。

右腕バトラーの4球目、胸付近に来た高めのボールに対し、体をのけぞらせるようにして角度をつけると、打球はセンターへと高々と舞い上がった。

 

 「チャンスだったので積極的に行きたいなと。(捉えたのが)芯付近だったので(スタンドまで)行ってほしいな、と思って走りました」

 

白球は、センターバックスクリーン手前の芝生へ-。

客席から飛び出してきたファンのグラブに収まった。

 

値千金だった。

雨で2時間26分も開始が遅れた試合は、エ軍が4点リードを追いつかれ、七回に突入。

3連打で1点を勝ち越し、なお一死一、二塁。日付が変わる目前に、大谷に声がかかった。

采配ズバリのマイク・ソーシア監督(59)は「こういう場面を待っていたんだ。本当に大きい一発だった」と満面の笑みだ。

 

代打弾は、7月8日(同9日)以来。

シーズン2本は日本選手では初となった。

プロで最も遅い時間での本塁打か、との問いに大谷は「分かりません」と笑いを誘い、午前2時のバスに乗り込んだ。

価値あるプロ初完封=千賀、無四球で達成

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最後の打者を打ち取ると、ソフトバンクの千賀の顔にようやく笑みがこぼれた。

122球を投げ切り、「ゼロで抑えられてよかった」。

2016年に3度完投しているが、意外にも完封はプロ8年目で初めてだった。

 

これまで完封のチャンスは何度かあったが、詰めが甘かった。

「今回もそうなるのか」。

この日も九回2死から連打され、打席には長打力のあるT-岡田。

しかし、冷静だった。

3球で追い込み、最後は外角低めの直球で三ゴロに仕留めた。

 

立ち上がりから150キロを超える直球と落差のあるフォークのキレは抜群。

四回までは走者を出さない完璧な投球だった。得点圏に走者を背負っても強気にストライクゾーンで勝負し続けた結果、「無四球で勝ててうれしい」。

工藤監督は「最後まで集中力が途切れることがなかった」と褒めたたえた。

 

今季は育成出身者として初の開幕投手を任されたが、その後は右腕や肘の不調で短い離脱を繰り返した。

これで3年連続2桁勝利に王手をかけたが、「こういう結果を続けられるように次も頑張りたい」。

慢心せず、前を見据えた。