「絶対勝ってやる」西武・今井、気迫の6回2失点で4勝
パ・リーグ首位の西武はロッテに6-2で勝利。
先発の今井達也投手(20)は二回以降は毎回走者を背負ったが、3併殺など要所を締めて6回8安打2失点。
4勝目(4敗)を飾った。
「優勝争いしているなかで投げるからには、絶対に勝ってやると。大事な時期なので、気持ちでいくしかなかった」
ハイライトは1点リードの五回、二死二、三塁のピンチ。
本塁打を含む2安打を打たれていた福浦に対し、初球から150キロの直球で真っ向勝負を挑み、空振り三振に仕留めて雄たけびをあげた。
「縮こまってもいけないので、開き直って投げた。コースも高さもよかった」と充実した表情を浮かべた。
チームはこの日、主催試合の観客動員数が、実数発表となった2005年以降では最速で150万人を突破した。
昨年より2試合早い、62試合目での到達。
10年ぶりのリーグ優勝へ、機運は確実に高まっている。
「これからも失点を少なく、勝ちにこだわって、優勝したいです」。
20歳の若武者が、貪欲に勝利を追い求める。